地震や洪水などの災害時には、浄化槽が被害を受けることも考えられます。
被災した浄化槽をそのまま使用し続けた場合、人身事故や公衆衛生の悪化、ブロワなどの漏電による
火災の発生などにつながる恐れがあるため、被災した場合には適切な処置が必要となります。
震度6弱以上の地震や床下浸水以上の浸水があった場合、浄化槽の使用者の方が確認作業をし、
浄化槽が使用可能かを判断する必要があります。
※確認作業の際には、感電防止や衛生対策として必ずゴム手袋などを着用して行ってください。
(ただし、計画区域の指定や、避難勧告・指示、各種警報ならびに注意報が解除された時期を確認の開始時期として、浄化槽に近づくことが危険な場合や、確認が無理な場合は絶対に行わないようにしてください。)
被災時の確認作業を行う際に参考にしていただきたいのが、「住民用チェックシート」です。
(参照:環境省 浄化槽サイト 「住民用チェックシート」
環境省浄化槽サイト_政策|災害時における浄化槽被害等対策のために (env.go.jp))
このチェックシートを参考に、被災した場合に浄化槽の確認作業を行うことができます。
もしも、浄化槽の確認ができない場合やチェック項目に該当する場合には、
維持管理会社(保守点検業者)への連絡が必要です。
仮に使用可能と判断した場合でも、なるべく早めに維持管理会社(保守点検業者)へ点検を依頼してください。
暫定使用期間中に、汚水漏れや悪臭などを確認した場合には、使用を控えて
維持管理会社(保守点検業者)への連絡をお願いします。
平常時からの備えの一環として、住民用チェックシートを活用していきましょう。